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利用料無料のAWSでFXのVPS環境を構築する手順を画像つきで解説!

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VPSは、MT4でインジケーターのサインが常に届くように設定したい場合や、常にEAを利用したい場合に必要です。

しかし、

  • 市販のVPSは、毎月お金が掛かる
  • 海外FX業者が貸してくれるVPSは無料だけど、条件が厳しくて利用できない

という悩みを持っている人もいるかもしれません。

実は、Amazon Web Service(AWS)なら、無料で1年間VPS環境でトレードが可能です。

この記事は、無料でFX用のVPSが利用できるAWSの設定方法について解説します。

初めての方でも理解できるように画像を多く使用して解説しているので、ぜひ読んでみてください。

1.AWSなら1年間無料でVPSが使える

FXで、インジケーターのサインが出た時にメールを送りたい場合や、EAを常に稼働させて稼ぎたい場合、VPS環境が必要です。

一般的にはVPS環境を作るためには、2つの方法があります。

  • 市販のVPSを契約する
  • 海外FX業者でVPSを無料で契約する

ただ、市販のVPSは安くても毎月2,000円以上の金額が掛かるので、年間24,000円以上のお金が掛かってしまいます。

一方、海外FX業者にはVPSを無料で契約できるサービスもありますが、数千ドル以上の口座残高がなければ利用できないなどの条件があります。

しかし、AWSの提供するEC2サービスなら、VPS環境を1年間無料で利用可能です。

つまり、資金が少ないトレーダーでも、無料でVPS環境が手に入ります。

2.AWSでVPS環境を構築する方法を解説

まず、最初にAWSでVPS環境を構築するには、以下の手順に沿って作業を行う必要があります。

  1. AWSのアカウント作成
  2. AWSにサインインし、インスタンスを作成
  3. IPアドレスを固定化させる
  4. パスワードを取得する
  5. リモートデスクトップのインストールと設定を行う

2-1. AWSのアカウントを作成

まずは、AWSのアカウント作成方法から解説します。

AWSでVPS環境を構築するためには、まず、AWSのアカウントが必要です。

1.まず、AWSのサイトに行き、真ん中に表示されている「今すぐ無料サインアップ」をクリックします。

2. 次に以下の画面になるので、「メールアドレス」「パスワード」「AWSのアカウント名」を入力します。最後に「続行」をクリックしてください。

3. 連絡先情報の入力を行います。

個人で使う場合は、パーソナルに変更しておきます。

連絡先入力後、規約に同意し「アカウントを作成して続行」をクリックします。

4. クレジットカードの情報を入力します。

請求先住所に間違いがないのかも確認してください。

最後に「検証して追加する」をクリック。

5. 本人確認作業に移ります。

検証コードの受け取り方を選び、携帯電話番号を入力します。

そして、セキュリティチェックに表示された英数字と同じ英数字を空欄に入力後、「SMSを送信する」をクリックしてください。

6. 携帯に電話もしくSMSで4桁の認証コードが届きます。

認証コードを入力し、「コードの認証をクリックしてください。

7. 以下の画面で、プランを選択します。

一番左側のベーシックプランを選択すれば、アカウントの作成が完了です。

2-2. AWSにサインインして、インスタンスを作成する

ここからは、いよいよAWSでVPS環境を構築する手順を解説します。

  1. まずはAWSの公式サイトからサインインします。

サインインする時は、ルートユーザーを選択し、Eメールアドレスとパスワードを入力するだけです。

2. サービスをクリックして、コンピューティングのEC2をクリックしてください。

3. インスタンスをクリックします。

4. インスタンスの作成をクリックします。

なお、上と下に同じボタンがありますが、どちらでもOKです。

5. たくさんのマシンがありますが、無料利用枠の表示があるものを選択します。

今回は、Windowsが利用できる、上から3番目のマシンを選択。

6. 無料利用枠の対象である「t2.micro」を選択し、「確認と作成」をクリックしてください。

7. 次にセキュリティグループの編集を行います。

「セキュリティグループの編集」をクリックしてください。

8. セキュリティグループの変更では、まずRDPをマイIPに変更します。

マイIPに変更することで、自宅以外からアクセスができなくなります。

次に、HTTPとHTTPSを追加します。

なお、ポート番号やソースについては自動的に入力されるので、安心してください。

最後に「確認と作成」をクリック。

9. 以下の画面になるので、起動ボタンをクリックします。

10. 新しいキーペアの作成を行います。

キーペア名はどんな名前でも構いません。

そして、必ずキーペアのダウンロードを行ってください。

なお、キーペアのダウンロードは1回しかできないので、なくさないように注意が必要です。

インスタンスの作成を行えば、インスタンスの立ち上げが完了です。

以下のように、インスタンスが表示されるようになります。

2-3. IPアドレスを固定化させる

現在の設定では、サーバーを起動するたびにIPアドレスが変更されてしまいます。

IPアドレスを固定化させれば、サーバーを起動しても同じIPアドレスで利用できます。

1. まず、EC2ダッシュボードの左側をスクロールしていくと、ネットワーク&セキュリティに「Elastic IP」があるのでクリックします。

2. 画面右の「Elastic IPアドレスの割り当て」をクリックしてください。

3. 画面右下の「割り当て」をクリックします。

4. 以下の画面が出てくるので、「このElastic IPアドレスを関連付ける」をクリックします。

5. インスタンスの空欄をクリックすると、先程作成したインスタンスが表示されるので、クリックしてください。

一番下の「関連付ける」をクリック。

2-4. パスワードの設定を行う

ここからは、リモートデスクトップにログインする時に使用するIDとパスワードを取得します。

  1. EC2ダッシュボードの画面に戻り、インスタンスIDの欄(水色の欄)で右クリックをします。

すると、小さい画面が出てくるので「Windows パスワードの取得」をクリック。

2. 以下の画面に変わるので、ファイルを選択から、インスタンスを作成した際にダウンロードしたキーペアのファイルを選択します。

最後に、パスワードの複合をクリックしてください。

以上でパスワードの設定が完了です。

3. 以下のユーザー名とパスワードは、リモートデスクトップにログインする時に必要なので、必ずメモしておきます。

3. リモートデスクトップのインストールを行い、設定をする

リモートデスクトップをインストールすれば、VPSへの接続ができるようになります。

1.AppStoreからMicrosoft Remote Desktop 10をインストールしておきます。

2. リモートデスクトップを起動します。

画面上の+ボタンをクリックして、add PCを選択してください。

PC nameにはパブリックDNSを入力します。

User accountの欄にadd user acountがあるので選択し、ユーザーIDとパスワードを入力後、一番下のaddをクリックしましょう。

3. 新しく作成した接続先をダブルクリックして開きます。

以下の画面が出るので「continue」をクリックしてすれば、Windowsの画面が開きます。

これで、VPS環境が構築されました。

以下の画面がWindows画面です。

VPS環境が構築された後は、利用する証券会社の公式サイトからMT4などのインストールが可能です。

4.AWSでVPS環境を構築してできること

AWSでVPS環境を構築すれば、FXでも様々なことができるようになります。

  • Macに対応していない証券会社のMT4やその他の取引ツールの利用
  • インジケーターやEAをインストールして、稼働し続けること

つまり、VPS環境があればMacでもEAを常時稼働することができます。

通常、自分のパソコンにMT4をインストールしてEAを入れた場合、パソコンの電源及びMT4をずっと起動し続けなければなりません。

とはいえ、実際には地震など自然災害で電気が止まることもありますし、パソコンが故障する原因にもなります。

しかし、AWSでVPS環境を作っておけば、常時稼働し続けることができるので、FXで稼ぎ続けることも可能です。

5.AWSなら無料でVPSが利用できる

VPSを契約すると、利用料金が掛かってしまいますが、AWSなら1年間無料で利用し続けることができます。

設定方法は難しく感じるかもしれませんが、この記事で解説したように画像を見ながら行えば、初心者でも簡単に設定ができます。

もちろん、使い心地が悪ければ、無料期間内に解約をすることも可能です。

VPS環境を無料で利用したい人は、この機会にぜひ利用してみてはいかがでしょうか?




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